2016年08月12日

要望をいただく場合について - 仕様は矛盾のないよう。でもその前に重要な前提が。

なんだか、最近の「顧客vsエンジニア」の構図みたいなのですが、フリーソフトへ要望を出す場合も、結局は同じ事かと思っています。

仕様は明確に。
矛盾の無いように。
言葉はコンセンサスの取れている使い方で。

最近、これで困ってしまう経験がありましたので。

まぁ、これは私に機能追加要望を出す場合に限った話ではなく、他のフリーソフトの作者さんに対して要望を出そうとしているとか、仕事でシステム開発を発注しようとしている場合とかにも同じ事が言えるかと思います。

顧客のキーパーソンが何人かいて、キーパーソン毎に要望が矛盾している、なんて話も、しばしば聞きますからね。
フリーソフトで要望を受け取るときも、要望を出す人は1人ですが、メールをやりとりしていくごとに対象が変わっていく、なんてことがありました。まさに、仕事で受注するシステム開発の経験の縮図です。

要望者は1人なので、せめて意見をまとめてから、要望を出されるのが良いでしょうね。

まぁ多少、言葉が分かりにくいとか、矛盾が入っているというのは、人間のやりとりですので、仕方の無い部分はあると思います。
ただ、システム開発は、仕様が曖昧なままでは作れません。作り始められません。作り終われません。

曖昧な仕様が提示されたままの状態で「これでやるかやらないか結論を出してくれ」と言われても、何をやるんだか明確でないのに結論が出せるわけがない

曖昧な仕様は、詰めていくことで明確化していくことができます。
仕様は一回で伝わるのが理想的ではありますが、一回で正しく伝わるとは限りません。人間同士のやりとりですから伝わらないことも多いかと思います。3回や4回のメールのやりとりで仕様が伝わらないこともあるでしょう。

私が過去にゲーム作りをしていた頃は、開発規模が大きかったですから、メールやチャットや、電話や対面で何度も打合せを実施して仕様を詰めていきます。仕様を詰めるだけで何週間もかかります。

開発規模が小さく、依頼者が一行くらいで済むだろうと思い込んでいるような要望であっても、何日かかかってしまうこともあるでしょう。

冒頭で「言葉はコンセンサスの取れている使い方で」ということを書きましたが、初対面の相手に対してコンセンサスが取れているかどうか、そもそも分からない事の方が多いです。

私がフリーソフトのサポートや要望受付をしていて困るのは、「話し相手とのボキャブラリーの統一ができているか」「話し相手のリテラシーレベルがどれくらいか」がわからないときです。

仕様を詰める前に、まずはボキャブラリーの統一を図り、リテラシーレベルを測る必要がある場合もあります。
仕様を詰めていて、どうしても会話が上手く行かない場合は、そこらへんからスタートするので、より多くの時間が必要になることがあります。

でも結局、フリーソフトへの要望を含む、仕様決めって、そんな感じなんだろうと思います。

だから、要望を出す場合というのは、その前提の取り組みも非常に重要になってくることかと思います。


posted by ayacy at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | プログラミング