2018年05月21日

「関係者」を名乗る人の憶測

そういえば、昨日の記事の中で「関係者」を名乗る人の憶測って話を出したことで思い出した話。

2012年に発生した連続誤検知騒動のときも、トレンドマイクロ社員を名乗る関係者?から、フォームからの投稿が来ていたことがありました。
どうやら私のことを悪く言いたいだけだったみたいで、その人は事件のことをよく分かっておらず、その当時既に判明していたこととも反したことを言っている怪しげな投稿でした。

「こんな人がいるんだが」という話を、当時のサポートに問合せましたが、「そういう社員はいない」とのことで、どうやら偽関係者だったらしいことがわかっています。(サポートが嘘をついていた可能性も0ではありませんけどね)

その後も、「関係者」を名乗っていたわけではありませんが、憶測や、勝手構築シナリオを披露して私のことを悪人にしたい人はいたみたいで、スラドの過去記事によく出てきたりします。

2015年ごろには、Twitter上で突っかかってきた人もいましたっけ。ネット上にある(都合の良い)情報と自らの推測を繋ぎ合わせた自説を、これが真実だとして披露されていましたけど。
その人の出した結論と現実が噛み合っていないことが(当事者の立場の私からすれば)明らかに分かりましたし、トレンドマイクロ社側からも否定する結論をもらって伝えましたし、その人はその後ダンマリを決め込んじゃいましたので、誤りに気づいたんでしょうね。

ちなみに結構出てくる間違いが、

  • 「いじくるつくーる」や「すっきり!! デフラグ」はレジストリをいじるツールだから、ウイルスバスターが検知をするのは当たり前。
  • そのため、この事件は、誤検知というよりは、検知レベルの高低によるもの。
  • よって、この件で作者は、検知レベルを下げさせたため、(相対的に)世界中のウイルスバスターユーザーの危険度を上げた罪を犯している。

みたいな『自説』ですね。

実際のところ、この誤検知では、ファイルの中身とか、プログラムの挙動を、ウイルスバスターが見ていたわけではありません。
(ウイルスバスターにより、ローカルに置かれたプログラムファイル等をチェックしても、何も検知されていませんでしたし)

この件は、URLを解析する際のバグにより、ウイルスバスターが誤って「検知」側に倒れたものであり、ファイルの中身とか、プログラムの挙動をウイルスバスターが見て、何かを判断したわけではありません。ただのバグだったわけです。

また、それと組み合わせてクローラの問題で、何回も立て続けに誤検知が発生する「連続誤検知」の状態が生じました。また、当初のトレンドマイクロ社の対応のマズさ、当時の社内体制の貧弱さにより、一大事件へと発展していったことになります。

ただ、一般的に誤検知というと、ファイルの中身とか、プログラムの挙動を見ている場合が多いと想像するため、本件もそれに沿って、勘違いされることが多いのでしょう。また『「いじくるつくーる」や「すっきり!! デフラグ」はレジストリをいじるツールだから』というのも、誤解を生じさせる一因だったのかもしれません。

また「『連続』誤検知」ということが、なかなかお目にかかれない事象なため、状況を理解してもらいにくかったのかもしれません。

タイトルだけ見て中身を見ない、昨今のニュース読者事情が色濃く反映されていそうな気がします。

と、連続誤検知問題のような、2014年時点で、私もトレンドマイクロ社も双方が統一見解を発表している事柄ですら、勝手な憶測が流れるくらいですからね。

日本大学アメリカンフットボール選手によるの『暴行事件』については、日本大学が自ら見解を示していないですから、なおさら、勝手な憶測が流れることが多いでしょうね。『関係者』の名前を語った憶測が。

本来であれば、日本大学アメリカンフットボールチームの問題だったはずのことが、日本大学そのものの事件、危機管理体制の問題に発展している状況というのは、残念と言うほかないですね。


posted by ayacy at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記