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■ウイルスバスター冤罪被害回復まで今後の努力

2015年 9月 9日(水) 0:01:00 [さくらのブログから転記]



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本日、窓の杜で、例の誤検知後も続く誤解による風評被害(トレンドマイクロ社のQ&A)について、報じていただきました。ありがとうございます。


自分も誤解していた!」と気づいてもらえたことをツイートしている方を見かける一方、このように報じられている状況になってなお、「プログラムは見なかったろうけど、レジストリをいじるという(外部スペック的なものが)原因なんだろう」みたいなことを言っている人がいて、まぁ多分、そういう人には何を言っても通じないんだろうなぁという諦めにも似たような感覚も感じました。

多分、根気強く、今後も訴え続けていくしかないんだろうなと思います。

前に「誤検知なんて、それをセキュリティベンターに連絡して、調べてもらって、直してもらって、ハイ解決!なんでしょ?」と言われたことがあったことを書いたことがありましたが、上のような誤解者がまだまだいるかもしれないと思うと、多分、誤検知を発端として始まった風評被害への対策は、今後も一生をかけて取り組んでいかなければならないのかな、と、ちょっとウンザリしているところです。

おそらく、多くのセキュリティベンダーも、「誤検知なんて、それをセキュリティベンターに連絡して、調べてもらって、直してもらって、ハイ解決!なんでしょ?」くらいの問題意識しか持っていないかもしれません。

最近は、疑いだけをユーザーに報告し、「本当にウイルスかどうか最終責任は持ちません。他社の有料のウイルス対策ソフトとかを使ってね」と逃げるようなセキュリティソフトを作っているメーカーもいるという話も聞きますし。

セキュリティメーカーは、誤検知被害者への対応と、それにかかるコストを、もっと真剣に考える必要があろうかと思います。

トレンドマイクロには今回は(も)、今年の4月に風評被害のことを報告してから、対策の検討や、新しいQ&A文面の考案とレビュー、社内稟議など、それなりにコストのかかることをやってもらっていると思っています。

自社のソフトの巻き起こした名誉毀損事件の尻拭いでありますから、当然のことといえば当然のことではありますが、セキュリティメーカー各社は、コスト削減のために進めている「自動化」処理が暴走して他社/他人に被害を及ぼした際、自社がその尻拭いにどれほどのコストをかけ(続け)なければならないことになるか、よくよく考えてみていただきたいです。

昨日のTwitterでも何件か見かけましたが、Googleのブラウザによる誤検知は、首を傾げたくなるほどに訂正されないとか、被害者に泣き寝入りを(長期間)強いるとか、良い噂を聞きません。

Googleさんは、少しはトレンドマイクロ社を見習ってみてほしいものですね。





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