2015年10月31日

インストール版を準備している理由………”インストール版が存在しない”事の意味を理解できない方がいる

以前は、インストール版を準備しているのは、利用者数の特に多い「いじくるつくーる」「すっきり!! デフラグ」「マウスのお供」を始めとするいくつかのソフトに限っておりました。
インストール版を作るだけでも、それはそれで手間であるというのもあります。

インストール版を作ることには、メリットもあればデメリットもあります。

メリットとしては、ユーザの利便性が向上すること、インストール版がないことによるユーザ離れを防げること、インストール版ではないものをインストーラだと思い込んで操作したときのトラブル(とそれにともなうクレーム)を防げることです。

デメリットとしては、作者に負担が増すこと、本来は使うべきではないような初心者層を取り込んでしまうことで、無用な混乱を招いたり、トラブルやクレームを招いたりすることがあります。

メリットとデメリットは、それぞれ表裏の関係になっているモノもありますね。

昨今は、タブレットやスマホ向けのソフトウェアのように、当然のようにインストーラが付いている形態もあったり、そもそもパソコンに慣れ親しんでいない人もいることがあって、「インストーラが無い」という状況を想像することすらできないという方もいるように見受けられます。

何ヶ月か前、インストール版を増やしたきっかけになった問合せというのがありました。

その方は、「あなたの作ったソフト(○○)をインストーラを使ってインストールしたが、うまく進まない」というクレームを上げてきました。
しかしその当時、そのソフトにはインストール版が存在していませんでしたから、その当時のよくあるトラブル(紹介サイト等に設置された悪質ダウンロードボタン型広告のリンクから、誤ったファイルをダウンロードし、それを当該ソフトのインストーラだと思って実行してしまったとか、ブラザーソフト等の悪質ダウンロードサイトなどにある余計なモノを入れてしまうタイプのインストーラに引っかかってしまったとか)を念頭に解決策を探っていました。

ちなみにその方に、「該当するソフトにはインストーラは存在しない」ということを話したのですが、こちらが何を言っているのか分からない風でした。
(おそらく、タブレットやスマホに慣れすぎて、パソコンに慣れておらず、「”インストーラが存在しない”という言葉の意味が理解できない」ということなんだと思います)

意味がわからなかったので、インストーラの画面のスクリーンショットを撮って送ってくれと言って返ってきたのは、なぜか、エクスプローラで表示されたファイル群の画像。
最近のWindowsにはzipファイルを解凍するための機能が盛り込まれているので、ソフトウェアの配布ファイルとして配布しているzipファイルをダブルクリックすると、zipファイルの中身が見えるという動作が発生するんですね。

その方は、どうやらその動きを「インストーラ」だと思い込んでしまったようでした。

インストーラを準備しないことで無用なトラブルが発生して、無駄な時間を費やしてしまったこと(おそらく、インストール版を準備する時間の方が短く済んだはず)や、そもそも「”インストーラが存在しない”という言葉の意味が理解できない」という事象に影響を受けまして、インストール版を増やすことになりました。

ちなみに最近では、インストール版を公開することによりデメリットとして、『Googleによる誤検知確率が格段に上がる』『その誤検知は、いくら説明してもGoogle社員に理解してもらえず、門前払いを受ける』『その間の対処にかかる手間や信用低下』という、アホみたいなリスクが湧き出ているというのも知られています。

これについては、また後日書こうかと思います。

posted by ayacy at 20:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | フリーソフト
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