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■親としては、子供に「漫画の読み方」も教えてあげないと。ドラえもん第0巻の2つの効能

2019年12月30日(月) 0:00:00 [さくらのブログから転記]



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最近、スマホでマンガを読むサービスの普及に伴って、「漫画は上から下へ読むもの」という概念が、だんだんと幅を利かせてきました。

いや、実はその前から、紙の単行本でも、「四コマ漫画ブーム」の影響で、上から下にしか流れないものが流行り始めてましたっけ。

とにかくまぁ、漫画のコマをどのような順番で読むか。それを、読み手が没入感を削がれないよう、ごく自然な流れとして行うことも、一種の訓練かと思っています。漫画という文化・楽しみを後世に伝えるためには、漫画の読み方を子供に教えることも、重要です。

マンガの読み方って、多分、学校では教えてくれないので、友達から学ぶか、親が教えてあげないといけないですね。

同様に、据え置き型ゲーム機という、我々の世代の文化・楽しみをきちんと後世に伝える努力の必要性も、日々感じておりますが、まぁそれはさておき。

実はちょっと前に、話題になっていたマンガがあったのですが、それが話題になって重版がかかったっぽいので、購入することにしました。

201912_dremn0.jpg

ドラえもん第0巻」

1970年にスタートした「ドラえもん」ですが、当時は、「よいこ」「たのしい幼稚園」「小学一年生」「小学二年生」など、様々な雑誌で同時にスタートしましたので、様々な雑誌ごとに第1話が存在するため、それをまとめて収録した単行本です。

カラーページが多いからなのか、700円もするのは、ちょっとびっくりなんですが。

(この値段を先に見ていたら、多分買わなかったかも。値段も観ずに即決で買ってしまったから、買えたようなもの)

もちろん、小学一年生用には、小学1年生に通じる内容で。(未来がどうとかいう話は出てこない)

小学二年生用には、小学2年生に通じる内容で。…といった感じで。

我々が良く知る第1話であるところの「未来の国からはるばると」は、「小学四年生」の内容がベースになっているとのこと。

当時の様子を見てみると、タケコプターをヘリトンボと呼んでいたり、ドラえもんのしっぽを引っ張ると透明になれたり(現在の設定では停止スイッチ)、ドラミちゃんが怪力の持ち主だったり、パパとママがのび太のことを絶対に叱らなかったり、のび太がママのことを「おかあさん」と呼んでいたり……と、かなり違う設定もあるのですが、それもまた味わい深い。

1970年は、僕が生まれる9年も前なのですが、これが日本の漫画界のレジェンドが作り上げられた瞬間であり、この時のアイディアが基となって、テレビ朝日の多くの人々の家族の生活を支えているとか考えると、極めて感慨深いものがあります。

で、話を戻しまして。

この単行本の中の小学校低学年向けの内容は、我が家の小学1年生に読ませるにはピッタリな内容になっていまして、子供に(スマホやYouTubeだけじゃなく)漫画に興味を持たせるとともに、漫画の読み方を自然と身に着かせるには、ちょうど良いんです。

この「ドラえもん第0巻」は、大人が読めば日本漫画のレジェンドを感じる一方で、子供が読めば自らの年齢に応じた楽しみができるとともに漫画の読み方を学習できるという、2つの側面があります。




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