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■大人になってからゆったりと観る「紅の豚」は楽しいと聞いたので

2020年 9月30日(水) 0:00:00 [さくらのブログから転記]



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今月の初め頃、オンライン飲み会が開かれまして、その中で、大人になってからゆったりと観る「紅の豚」は楽しいと聞きました。

紅の豚」を初めて見たころは、まだ子供だったので、あまり面白いという感想を抱くことができませんでした。

ストーリーもあまり覚えておらず、「たしか、最後にパイロット同士が勝負をして、勝負がつかずに終わったんだったよな」とかいう、よくわからない記憶のみが残っていました。

ヒロインも、子供っぽかった気がするし、いや、大人っぽかった気もするし、どっちだったっけか。両方とも記憶がある。

こういうのは、きちんと観てからはっきりさせないと!

202009_kurenaibuta.jpg

主人公のマルコの年齢は36歳とのこと。

自分は去年、40歳のオッサンになったわけなので、この映画をシブく楽しむことができるかもしれません。

さて、この映画は、当初はJALの機内で上映されることを目的に作られた作品だったそうです。

全然知らなかった…。

主人公のマルコは、マンマユート団が悪さをしているという通報を聞いて、賞金交渉の後に出発するところからスタート。

酒場のシーンでは、加藤登紀子が演じるマダム・ジーナが登場します。一人目のヒロイン。

その後、エンジンが不調のところにドナルド・カーチスに襲われ、墜落してしまう。

壊れた飛行艇の再設計のために現れたフィオ・ピッコロ(17歳)が、二人目のヒロイン。

ああ、子供っぽかったヒロインと、大人っぽかったヒロインが2人とも存在していました。

再設計された飛行艇で、ドナルド・カーチスと再勝負をすることになり、飛行艇同士で戦闘開始。

途中で両機が不調となり、着陸して、殴り合いで勝負をつけることに。

勝負の結果はマルコの勝利。

あ、マルコ、勝っていたのか。

この勝負とは別に、マダム・ジーナは、自分のところにマルコが来てくれるかどうかの「賭け」をしており、その賭けの結果がどうなったかは、「ヒ・ミ・ツ」。

ということで、結果が不明なのは、マルコとカーチスの勝負ではなく、マダム・ジーナが一人で行っている「賭け」の方でした。

子供の頃は、こういうところを全然見ていなかったな。

ところで、途中にちょっと気になるシーンがありました。

202009_buta_jp.jpg

(C)スタジオジブリ / 徳間書店 / 日本航空 / 日本テレビ放送網

マルコがイタリア空軍に所属していた時代の戦友から、逃げ道を教えてもらうシーンの最後。

豚に真珠だと言いやがった」と言っています。イタリア語にも、豚に真珠という言葉があるんでしょうかね。(後に重要な注を付けています)

あ、その前に、この映画には英語字幕があるはずですね。そっちを見てみたい。

202009_buta_en.jpg

(C)スタジオジブリ / 徳間書店 / 日本航空 / 日本テレビ放送網

He saw you and signaled "pearls before swine."

pearls真珠なので、英語でも「豚に真珠」に相当する、似たような慣用句があるんでしょうか?

swineの意味が…分からない。

調べてみたところ、swineも、豚(イノシシ系)を指す単語らしいですね。

ということは、「豚に真珠」と極めて似たニュアンスの慣用句が、英語にも存在するわけですね。

これはびっくり。

日本語の中ですら「豚に真珠」「馬/ロバの耳に念仏」「猫に小判」など様々な表現がありますが、この映画ではマルコは豚になっているので「豚に真珠」しか使えない。その豚に、ピッタリそのままの慣用句表現があるというのは、なかなかビックリでした。

後から注:「豚に真珠」は、新約聖書から来ていることわざであって、日本語のことわざではないのでした。恥ずかしいことを書いてしまった。




さて、ジブリ映画では同じく、意味のよく分からなかった作品がもう一つあります。

202009_gedosenki.jpg

宮崎吾朗監督の「ゲド戦記」。

せっかくだから、これも観ておかないと。

この映画をテレビ放送で初めて見たときは、意味が分からず、気づいたら寝てしまっていました。

2回目も、やっぱり寝てしまっていました。だから、あまりストーリーを把握できていません。

ただ、映画を観ていて途中で寝てしまうとか、あまりないので、これはなんというか・・・。

聞いた話では、原作者は "激おこ" だったのだとか。

今度は寝ないで(寝てしまったら巻き戻して)、ちゃんと見ることにしました。

ああ、なるほど。

父王が殺されるところから、必然性がよく分からない。その後も必然性がわからない、主人公にイライラする。いや、千と千尋の神隠しの千尋だって、最初はイライラするけど、最後は素晴らしいヒロインに成長するじゃん。それがない。

色々と物語の背景にあるであろう設定も見えてこないし。

原作者も怒るわけですね。

この映画を作った後、宮崎吾朗監督は、自らが館長を務めるジブリ美術館に引きこもったそうなので、この映画に対する自己評価もあまり高くなかった様子。

とはいえ、興行成績としては、全然悪くなかったりするので、なんとも・・・イカンですな。

ちなみに、同じ宮崎吾朗監督の「コクリコ坂から」は好きです。



さらにもう一つ。ジブリ映画の中では全く見ることができていなかった作品。

202009_yamadakun.jpg

ホーホケキョ となりの山田くん

名監督 高畑勲監督の作品です。

普通は映画には用いないであろうタッチの作品です。

かぐや姫の物語」の方は観ていたので、こっちもちゃんと観ておかないと。

・・・。

ああ、よく映画化したもんだなぁ…。

観客が楽しむものというよりは、高畑勲監督とアニメータースタッフの「チャレンジ精神」を見せられた感じだ。



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