INASOFT 管理人のひとこと


フリーソフトダウンロードサイト「INASOFT」の管理人 矢吹拓也 が日々の「ひとこと」を語るページです。
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■誤検知された側が謝罪しなければならない文化って嫌だな

2012年12月15日(土) 0:48:03 [さくらのブログから転記]



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先日、JSSEC(一般社団法人日本スマートフォンセキュリティ協会)のサイトが、トレンドマイクロ等に、有害コンテンツの配布を行っているサイトとして登録されて、一時サイトの公開をストップする事件が発生し、事態を見守っておりました。

参考サイト: http://d.hatena.ne.jp/ripjyr/20121213/1355362413

現在は、
http://www.jssec.org/news/20121214_report.html
のように掲載され、誤報であることがわかったとのことなのですが、ちょっと違和感のある文が書かれているのを見かけて、嫌な思いをしました。

「ご利用の皆様にはご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。」

なんで、誤検知されて、被害を被った側が謝罪をしているのかな?と。 本来謝罪すべきなのは、トレンドマイクロ等の誤検知を仕掛けた側でしょうに。
腑に落ちません。

いや、もちろん、どういう構造になっているのかは知っています。自分自身も経験があります。

https://www.inasoft.org/talk/h201205c.html#27

以前に、ウイルスバスターによる誤検知問題で、ユーザーから「作者側の発表ばかりで、トレンドマイクロ側の発表がないのは何故だ?」と聞かれ、トレンドマイクロ側からも事態の推移を公表するように要請したことがあったのです。ですが、なんだかんだ色々言われた末に、結局何もしてくれないという結果になりました。(だから仕方がなく収まりが悪いので、INASOFTでも私が謝罪文を載せる事態になったりしておりました)

…まぁ、ウイルスバスターは誤検知が多いことがよく知られているから、誤検知一つ一つに社外発表をしていたら、Webページの内容がそればっかりになっちゃうんでしょうけど。
いやしかし、だからといって被害者が謝罪をしなければならないってのは、筋違いだと思います。
そのあたり、そろそろトレンドマイクロは真摯に考えていくべきじゃないでしょうか。

特に今回の場合、トレンドマイクロ社は JSSEC の会員企業でもあるわけで、トレンドマイクロ社側もきちんと一般向けに謝罪をしておかないと、自らの立ち位置を悪くすることになると思います。

もし、この文章をトレンドマイクロ社の社員や役員の方がご覧になっているのならば、今後自分たちの首を絞めることにならないよう、よくよくお考えになることを強くお勧めします。




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