2018年11月18日

トレンドマイクロ社のAppStoreアプリが公開再開の一方、サポートに不満の声が見えてきて

先々週の日曜日(2018/11/4)と、先週の日曜日(2018/11/11)の記事を見ていたら、どちらもトレンドマイクロの件について取り上げていました。なんだか、毎週日曜日はトレンドマイクロの件について取り上げる日になってしまっているような感じがしましたので、今日もそれに乗っかろうかと思います。

というわけで情報収集をしていて気になった2件のニュースがありましたので、ご紹介したいと思います。


トレンドマイクロ社 iOS版一部アプリケーションの、App Store上での公開再開を報告

トレンドマイクロ社は2018/11/17(土)、公開一時停止の時から更新を続けている「App Store上の当社アプリに関する重要なお知らせ」のページを更新し、iOS版一部アプリケーションのApp Store上での公開再開を報告しました。
より詳細な情報はサポート情報に掲載されております。

2018年11月17日 12:00時点では、公開中は以下の4つとのこと。
  • パスワードマネージャー
  • パスワードマネージャー月額版
  • ウイルスバスター for Home Network
  • フリーWi-Fiプロテクション

公開停止中は以下の6つとのこと。
  • ウイルスバスター モバイル
  • ウイルスバスターモバイル月額版
  • ウイルスバスターマルチデバイス月額版
  • ウイルスバスター+デジタルサポート月額版
  • Jewelry Box
  • ライトクリーナー/ライトクリーナーLE

実際、AppStoreを検索して見ると、公開再開している様子が分かります。

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公開停止中のアプリケーションが今後どうなるかについては、発表がないため分かりませんが、公開再開されたアプリケーションについては、どういった規約になって、どういった動きになったのか気になるところ。
顧客やセキュリティ専門家への説明を今後どのようにしていくつもりだろうか。

今回の事件で、セキュリティ専門家達からはNOを突きつけられたままの状態での公開再開です。 しかし、アカウントが再開したことから、全アプリケーションの公開再開についても一定の道筋が付いた可能性も考えられます。もしかすると、禊ぎを落としたとして、今後特に説明しないまま逃げ切る、みたいなことになるのも恐ろしいですし、まだまだ状況の注視は続けたいところです。


トレンドマイクロ社のサポート業務に対する不満を告発するページに注目が集まる

サポート業務放棄をするトレンドマイクロ(AI以下)(2018-11-17) - MYSTな休日(休日の過ごし方)

うーむ、2012年当時を思い出すようなサポートの有様が記述されており、サポート対応の品質レベルは2012年当時の水準まで落ち込んだのかとビックリさせられる内容です。

確か当時も、比較的初期の対応は、「誤検知発生時のスクリーンショットを添付しないと対応しない」でした。それで送ったら、(おそらく)違う人宛の回答が間違って送り返されてきたり。さらに、その後の「連続」誤検知に発展した後も「誤検知発生時のスクリーンショットを添付しないと対応しない」とかいわれたりしましたし。
URL添付したんだから、そんくらい自分で一回やってみればいいでしょうに。極めて、非人間的な対応だったのを思い出してきました。
その後の対応も、(2012年内は)納得のいくものではないものが多かったと記憶しています。

当時あれだけ大事件になった後に、「本件をサポート情報などで取り上げて欲しい」という要望に対し「あなたのプライバシーが侵害されるので行うつもりはない」というなど、何の権利を守って何の権利を侵害しているのか、意識が完璧に欠如しているような対応もありましたし。結局、プライバシーを守るのか権利を侵害しているのかはそんなことはどうでもよくて、大企業病的対応というか、面倒くさいことはしたくないというか、臭いものには蓋をしたいって感情しかなかったのかなぁ、と。

僕自身は現在の状況について、サポートや一般社員の人々は頑張って対応しているのに、プライバシー情報の収集を決めた一部エンジニアや部門責任者、CEOの大胆なコメント発表により足を引っ張られていて、サポートや一般社員の人々がかわいそう…と考えていました。

ただ、この状況ですと、少なくともサポートの方は、あまりがんばりが見られなさそう(というか、その場しのぎとか臭いものに蓋をする方向で頑張っているだけで、頑張りが顧客の方向を向いていない)で、残念でなりません。

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2018年11月11日

なぜトレンドマイクロのiOSのあの件は大手メディアが取り上げないのだろうという疑問を見かけて


ところでこの件に関連し、なぜテレビや新聞等の大手メディアはこの件を報道しないのか?という疑問をツイートする人が多くいたように思います。
何でこんなに大事なのに、報じないんだろう?という感じで。
何かしらの陰謀があるのではないかという意見も見えました。

きっと、ただ単に数字が取れにくそう、とか、これで数字を稼ぐよりも、この会社にセキュリティ不安を煽ってもらった方が数字が取れそう、みたいな思惑はあるかもしれません。

ただ、それ以前の問題として、「直接の被害者の声」が聞こえてこないからというのはありそうです。

直接の被害者は、いわゆるITリテラシーの低い方なので、被害を受けていることに気づかない or 声を上げることもない。

今、大きく懸念の声を表明しているのは、専門家やITリテラシーの高い方です。トレンドマイクロのソフトウェアの利用者でないし被害者でありません。(たぶん、利用したいとも思わない方々)

なので、そう言った声を捉えて、義憤に駆られて記事化しなきゃ!という気概の記者の方が現れにくいのかもしれません。
同じ他人事の義憤にかられるなら、タレントや元オリンピック選手の不倫を報じたほうが数字が取れるでしょうから。

思えば、連続誤検知の時は、僕という被害者がいて大きく声を上げてたし、当時の読売新聞の取材によれば、僕以外にも何人か被害者がいて声を上げていたみたいだから、読売新聞は取り上げることもできたんだろうと思います。

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2018年11月04日

トレンドマイクロのiOSの例の件でINASOFTの人のコメントが見たいという要望を見かけて

ここ半年くらいの傾向として、トレンドマイクロ関連で話題が上がる度に、「そういえばあの頃は……」と、2012年から足かけ3年続いた連続誤検知の件が皆様の脳裏に蘇るためか、INASOFTのサイトのアクセス数が一時的に増加する機会が2回ありました。

具体的には、

  • ニセ佐川急便のサイトが、ニセのAndroidアプリをインストールさせようとする件について、NHKの取材に対して極めて偏ったコメントを寄せたのではないかと疑われていた件
  • Twitterで特定のキーワードで検索すると、ウイルスバスターがユーザーのTwitterアカウントを乗っ取っていたのではないかと疑われていた件

の2件です。
そういったこともあって、定期的にTwitter上をキーワード検索して、いわゆるエゴサみたいなこともして、状況を定点観測しておりました。

そして最近になって、トレンドマイクロ社が配布するiOS用のアプリケーションで、ブラウザの閲覧履歴を外部送信していたことが判明した後、Apple社が同社のiOS用アプリケーションをすべてダウンロード停止するという事件がありました。その後一ヶ月以上が経ちますが、再開する気配は感じられません。



トレンドマイクロ社では、数回にわたり事態の進展をWebサイト上で報告しておりましたが、10月末に同社CEOがコメントを出したり、メディアへの取材に応えたりして、再び話題に挙がっていました。


幸い…と言ったら良いのか、残念ながらと言ったら良いのかはわかりませんが、本事件に関連してINASOFTのWebサイトの閲覧数が増加するようなことは無かったため、おそらく、この件でINASOFTの2012年の連続誤検知の件を思い出された方は非常に少なかったのでしょう。

まあ、Apple社により不適格認定されてアプリを削除されたトレンドマイクロが、それは誤解だからとApple社に懇願?する様子が、トレンドマイクロにウイルス認定されて作者が「それは誤検知だから」と懇願する様子に重なって見えるという感想は見かけましたけどね。

ただ、いつも通りTwitter上をキーワード検索していたところ、「INASOFTの人のコメントが見たい」趣旨のツイートが見つかりまして、やっぱり思い出せてもらえた方がいたんだな、ということと、何かコメントとかあった方が良いのかな、と思いました。


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